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其の拾弐 第一回常磐津文字満咲の会


第一回常磐津文字満咲の会

先日、静岡県富士宮市にあるプライベートな能舞台を快く貸して下さる方がいらっしゃり、第一回目の常磐津文字満咲の会をやらせて頂くこととなりました。
オーナーのお父様が晩年にお能にはまり、舞台や能面まで作ってしまったそうです。趣味人だったんですね。舞台の下に甕が5つ設置されていて、素晴らしい音響でした。
実際よりうまく演奏している気分でした。
お陰様で地元の方達にも喜んで頂き、東京からのお客様も、富士山のおまけ付きで、楽しんで頂けたようです。不思議なご縁に感謝致します。
さて一回目ですので、何か地元に所縁の曲をと思い、駿河の名所を描いた「三保の松」を選びました。演奏に当たり、実際にこの目で景色を見たいと思い、
幸い近くに住んでいることもあり、詞章に出てくる名所を全て廻りました。
曽我八幡宮、浮島ヶ原、田子の浦、吹上の浜、薩埵峠、清見潟、庵崎、御穂神社、久能山東照宮、吐月峰、少将井神社、弥勒町、賤機山、狐ヶ崎、二子山の順に廻りました。
お天気にも恵まれ、流石は東海道で最も人気のあった宿場町の一つだけあり、それは美しい景色でした。
この美しい景色を少しでも再現できたらと思いながら、当日は演奏させて頂きました。
(2019/12/18)

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