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其の八 京都市立芸術大学研究室にて


京都市立芸術大学研究室にて

先月から京都市立芸術大学でとっても素敵な研究チームに小文字太夫さんのご紹介で入れて頂く事になりました。お家元のご自宅で小文字太夫さんが見つけられた、江戸期出版の常磐津の浄瑠璃本(正本)。
その中には天下一本(世界に一冊しかない)の本もちらほら。本を開くことすらままならない虫喰いによる深刻な損傷を、伝音研究員メンバーと保存修復専攻の共同によりピンセットと刷毛で一枚ずつ虫の死骸やゴミをクリーニング。
その後、全紙面をデジタル化、画像の整理。私は今回この後の作業である、一番下の写真にある文字を翻刻をする作業に関わらせて頂きました。
私にとってとても勉強になり、又生きがいをひしひしと感じられるお仕事です。これから定期的に大学へ伺うことになります。2019年度までに約120曲の研究調査を目指しています。
学びながらお仕事できるなんて、なんて贅沢なんでしょう!
(2017/7/8)


作業の合間に若音太夫先生と助手さんに案内して頂いた島原にて


今回翻刻した天下一本の常磐津正本

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