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其の拾六 花鳥画に音楽をのせて

花鳥画に音楽をのせて


楽屋風景

皆様、こんにちは。大分ご無沙汰をしておりまして、すみません。大型連休前に、又緊急事態宣言が発令致しましたね。
今までとは違う生活を余儀なくされている方達も沢山いらっしゃる事と思います。
私はそこで、むしろ今後の事を考える良い機会となりました。
考えた結果、昨秋に花鳥画に音楽をのせて実行委員会というものを立ち上げました。
これは、芸術総合企画を企画、管理する委員会で、美術と音楽が一体となり、音楽の垣根を越えたメンバーで、
特に明日を担う子供達の為のコンサートを企画する委員会です。
その第一回目のコンサートは、沢山の方達のご協力の元、2月26日に紀尾井小ホールで、個人の妄想が現実となりました。
実行委員会名に花鳥画とあるくらいですから、花鳥画から着想を得て新作を作って行く予定でおります。
その第一回目のテーマは、明治・大正時代に活躍された小原古邨の花鳥画から着想を得て、
詩を書き音をのせて頂きました。海外で人気があった為に、日本にはほとんど作品がなく、
3年前に茅ヶ崎美術館にて日本で初めて大々的に紹介された絵師で、
動物への眼差しがとても優しく繊細で、構図や色も美しく、それはそれは衝撃的な出会いでした。
今回のチラシをお願いした、加藤ゆわさんは私が大学一年生の時から追いかけている画家さんで、
この演奏会の為に快く花鳥画をモチーフにしたチラシを描いて下さいました。
21世紀の花鳥画の代表作になるのではないかと思うくらい、とても素敵な作品です。(残念ながら原画は既に完売)
今回、作曲をお願いした松波匠太郎さんは、大学時代に副科で常磐津を専攻し、
西洋楽器だけではなく三味線も作曲できる稀有な作曲家です。
私の拙い詞章にとても素敵な音をのせて下さいました。
5月31日まで、Vimeoでコンサートをネット配信しておりますので、よければ是非応援がてらご覧頂けましたら、
今後の励みになります。宜しくお願い申し上げます。

(2021/4/28)

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