其の拾伍 二羽の鳥バトンリレープロジェクト
二羽の鳥バトンリレープロジェクト
最初のシーンの撮影風景三人揃って
長らくご無沙汰して申し訳ございません。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
コロナ発生以降、時代は変わりつつありますね。私も音楽家の端くれとして、今後の事を新たな気持ちで色々と考えていかねばなりません。
さて、その第一弾と言えるのでしょうか。
今年の春に何か出来ないかと悶々と考えておりまして、ある朝ぼらけにこのプロジェクトを思いつきました。
それは『二羽の鳥バトンリレープロジェクト』。
大学時代に培った世界にいる美術や音楽家の友人達と何かできないかと考え、又家族の勧めもあり、YouTubeで映像発信する事に致しました。
世界中におられる自宅待機で芸術に飢えている方たち、今まで芸術があまり身近では無かった方達に、気軽にご自宅で、コンサートホールにいる様な、
サロンにいる様な、はた又美術館にいる様な、又アトリエに見学に行っている様な、気分転換をして頂けたらと思いました。
2本のバトンが鳥となって羽ばたき、1本は音楽家の友人へ、もう1本は美術家の友人へバトンを運び、彼らが発信する芸術を自宅で楽しめるというものです。
お陰様で令和2年度の文化庁の芸術家補助事業の助成金を頂ける事が決まり、このプロジェクトは11月7日まで続けられる事になりました。
又、今回何本かの撮影に関わり、初めてのプロデューサー的な仕事をさせて頂き、とても勉強になり、生の演奏に久しぶりに触れ、
とても贅沢で楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
一昨日、最後の回の撮影が無事終わり、只今編集中です。
最後の回は、私の大学時代の同級生3人(舞踊家、筝、常磐津)で、常磐津の『千代の友鶴』をご覧いただきます。未だご覧になっていらっしゃらない様でしたら、
1本1本個性があり、とっても素敵な作品になっておりますので、是非ご覧になってみて下さい。1本は3分〜18分です。宜しくお願い申し上げます。
(2020/10/17)